壮大な勘違いのループ
やはりいらぬ権力をもってしまうと、周りが否応なしに崇め奉る→自分は他人よりすごいぞと思ってしまう→周りの本音が耳に入らなくなる→総合的に物事を見られない→判断力が鈍る
結果、裸の王様になるのが規定ルートだなあと思うことが多いこの頃。
とくに、若い頃に絶大な人気があって、そのまま年を取ってしまった場合、勘違いの振り幅も半端ない大きさだっただろうから、セクハラです!なんて突然言われても、とんでもなく寝耳に水、策略に陥れられた!!!と思ってもまったくおかしくない。
だけどだんだん周りの風向きが違うことに気づく。思ったように世間も動かない。
そうか、もう若くない、年だけ取ってたのか、もしかして厄介者?と認めるのは結構キツい。
反対に、権力に虐げられる側でいなければならなかった場合、なにを言われてもそういうものかなあとすっかりしょげてしまうこともある。
たとえば、仕事の依頼なんてその最たるもので、報酬を下げても文句を言われなかったからそれで良いと思ったなんて大企業がコメントする有様。
仕事がなくなったら、お金がなくなったらどうしよう!と、そういう不安を利用されていることに気づいて、どこかでそのループから抜け出さなきゃいけない。
不安につけこめばどうにでもなる、そんな馬鹿げた考えは消滅させなければならない。
そのどちらでもないという状態が健全だけれど、現状なかなか少ないように思う。
病院の存在然り。
なぜこのような世の中で長生きしたいのか、それは本能なのか。
本能ならば、周りのあれこれに振り回されない、自分の本当の声を聴くことに集中したいですね。